社会医療法人 共愛会広報誌 しおかぜ 2016年秋号
表紙の作品作者
特集
定期巡回・随時対応型訪問介護看護 あやめ巡回ステーション開設
●ご自宅で24時間、365日支援するサービス
定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、地域密着型サービスで、退院後ご自宅での生活が不安な方や、排泄や服薬等の一日複数回の介護が必要な方、医療面でのサポートが必要な方にも看護師が訪問します。また、オペレーターが24時間対応し、緊急の際には通報を受け、必要に応じて介護・看護スタッフが訪問します。
いつもの暮らしを、日常の暮らしに。 看護外来開設
がん看護外来のご案内
治療や副作用についての相談、痛みに関する相談、がん治療に関する心配ごとや不安についての相談、食事や日常生活、在宅療養に関する相談、社会資源活用の相談など、お気軽にお話しください。
ストーマ外来のご案内
ストーマ(人工肛門・人工膀胱)ケアに関する相談、ストーマ装具の装着が難しいと感じている方、ストーマ装具の変更を考えている方の相談、ストーマ周辺皮膚のかぶれに対するケア、生活上の困りごとの相談など、お気軽にお話しください。
病気のはなし C型肝炎をやっつけろ!
まずは早めの相談を。
日本では現在、毎年3万2千人もの方が肝臓ガンで亡くなっています。そのうち約7割はC型肝炎が原因とされています。
C型肝炎の従来の治療方法は、インターフェロンの注射でした。副作用が非常に強く、頑張ってがまんして治療を受けてもウイルスが消えるのは5割程度で、70歳以上の人には効果がありませんでした。
しかし時代は変わり、2014年にインターフェロンを使わない内服薬のみによる治療が始まりました。副作用が非常に少なく、8割の患者さまのウイルスが消えるという効果が表れました。
そして2015年、第二世代の内服薬が発売され服用期間が12週間と短くなりました。副作用はほとんどなく、飲んでいるかどうか分からないうちに治療が終了します。さらに97%の患者さまからウイルスが完全に消え、肝機能検査も健康な人と変わらなくなります。肝臓がんの発生も、ゼロにはなりませんがほとんどなくなりました。
薬代は高いですが公費助成制度を誰でも受けることができ、月の自己負担額は一万円です。治療をためらっていたC型肝炎の方、かかりつけ医か専門医に相談しましょう。
スタッフレポート
穴井 恵美さん
戸畑共立病院/看護部 皮膚・排泄ケア認定看護師
多くの方との出会い、そして支えが
私の原動力になりました。
皮膚は体を守る大切なものです。そして排泄も大切な行動です。人としての根本的なところにかかわることが出来る皮膚・排泄ケア認定看護師は私にとって多くの方々との出会いに繋がっています。そしてその出会った方々に支えられてここまで進むことが出来ました。
皮膚・排泄ケア認定看護師とは呼んで字のごとく「皮膚」のことと「排泄」に関する専門の看護師です。「皮膚」は床ずれや創、「排泄」おむつやストーマ(人口肛門)、失禁に関連した問題を解決する為に知識とし技術を用いてそれぞれに応じたケアを提案しています。
「看護を行う私たちは、人間とは何か、人はいかに生きるかをいつも問いただし、研鑚(けんさん)をつんでいく必要がある。」という言葉があります。これは、私が尊敬しているナイチンゲールの言葉です。これからもこの言葉に忠実でありたいと思っています。
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