社会医療法人 共愛会広報誌 しおかぜ 2016年春号
表紙(クリックで拡大)
表紙の作品作者
石倉 和子 さま
(ケアハウスあやめ入居者さま)
石倉さんは『ケアハウスあやめ一のクリエイター!』なんて呼ばれるほど、多くの趣味をお持ちです。表紙の彫刻はもちろん、刺繍、写真など多岐にわたって紹介してくださいます。
現在はご夫婦でご入居されており、穏やかな時間の中で塗り絵を楽しんでいらっしゃるそうです。
あやめケアプランサービスステーションのご紹介
あなたに合ったサービスを
あやめケアプランサービスステーションの主な役割は、介護が必要になった方が安心して生活して頂けるように支援を行うことです。
その支援の1つに、ケアプランの作成があります。ケアプランとは一般的に、要支援・要介護に認定された方が希望に沿った介護サービスを利用できるように、サービスの種類や内容を定めた「介護サービスの利用計画」のことです。医療と福祉の両面から連携を図り、適切な在宅サービスや施設サービスが利用できるように、利用者やそのご家族の相談に応じながら、ケアマネージャーが作成します。
あやめケアプランサービスステーション
http://kyoaikai.com/meiji/care/careplan.html
病気のはなし
深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)/肺塞栓症(はいそくせんしょう)
命を奪うこともある重大な病気です。
深部静脈血栓症/肺塞栓症をご存知ですか? エコノミークラス症候群と言えば聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
深部静脈血栓症・肺塞栓症とは、長時間足を動かさずに同じ姿勢でいると、足の深部にある静脈に血のかたまり(深部静脈血栓)ができ、その一部が血流にのって肺に流れて肺の血管に詰まってしまう(肺塞栓)ことをいいます。
初期症状は太ももやふくらはぎに腫れ、痛みなどが現れます。そして足に出来た血栓が肺に詰まると、胸痛、呼吸困難、失神等の症状が出現し、大変危険な状態になります。予防方法は、長時間同じ姿勢を取らない、足の運動をする、脱水にならないように適度な水分を取るなどがあります。
長時間同じ姿勢でいることで、入院中や手術中、術後にも同じように深部静脈血栓症を発症する可能性があります。それを予防するために、術前から弾性ストッキングを着用してもらったり、術中は空気式圧迫装置を装着したりする工夫を行っています。また、身体の中が炎症を起こしている時期や術後は体の中で血を固める傾向になるので、血栓ができやすくなります。それを早期発見するためにも採決を定期的に行い、データ収集を行っています。血栓があっても症状が無い場合もありますので、臨床症状・採血データを見ながら検査を進めます。
足が腫れて痛みがあり、不安のある方は外科外来に相談にいらしてください。
リハビリスタッフのオススメ体操
スタッフレポート
野口 妙子さん
戸畑共立病院/看護部 緩和ケア認定看護師
その人らしく過ごせるように。
それが私の役割です。
私は、患者様やご家族と関わる中で、病気のことだけでなく人としてしっかり向き合いたい、つらさを少しでも軽くしたいと思い、緩和ケア認定看護師を目指しました。緩和ケアというと終末期のイメージが強いかもしれません。もちろん、最期までその人らしく生きることを支えることも緩和ケアの大切な役割の1つです。
でも病気になると、ご本人だけでなくご家族も何かしら辛さを抱えていらっしゃることがあります。それは、ご本人に痛みをはじめとした身体的な苦痛があればなおさらです。ご本人の辛さ、そしてご家族の辛さを少しでも和らげて、その人らしく過ごせるように行うケアが緩和ケアであり、私の役割であると考えています。
現在は診療支援チームの専従看護師として活動しています。『優しい笑顔で』をモットーに、どんな時でも一緒に考える事が出来る身近な存在でありたいと思っています。そしてこれからも感謝の気持ちを忘れず、日々努力していきたいです。
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