令和4年4月9日、看護師特定行為研修の開講式を開催しました。今年度は、標準課程5名、区分課程2名の受講生を迎え、研修をスタートします。
式典では、下河邉理事長・今村院長より研修生へ激励の言葉が述べられました。
これから標準課程は1年間、区分課程は半年間の研修に入りますが、特定行為研修室スタッフのみならず研修指導者や先輩の修了生とサポートを行い、充実した研修を行いたいと思います。今後ともどうぞご支援とご協力の程よろしくお願いいたします。
特定行為事務局
第5期生代表挨拶
開講にあたりまして一言ご挨拶を申し上げます。
このような素晴らしい開講式を開催いただき、誠にありがとうございます。この開講式に至る道のりは決して一人では歩むことはできませんでした。これまで私たちを支えてくれた多くの仲間、先輩看護師、ドクターの方々、皆様に感謝申し上げます。
特定看護師には「連続した看護の中で、人々が安全で質の高い医療を受けられることへの貢献」と「医学的知識・技術を強化した上で、病態の変化や疾患、患者の背景等を包括的にアセスメント・判断し、看護を基盤に、特定行為も含めた質の高い医療・看護を効率的に提供すること」という新たな役割が期待されています。それは単に医師の指示のもと「手順書」に基づいた医療行為を行うという側面だけではないと考えています。なぜなら特定行為研修で得た知識・技術は、私たち一人一人の看護観に基づき、必ず患者様へ反映し、地域や施設に貢献する責任があると考えているからです。
私は、特に温かいケアを実践したいと思っています。看護師特定行為研修で得る病態への知識・理解は、患者様に対し「患者」ではなく「一人の人間として向き合う」ためにも必要な知識であり、それを優しく温かいケアとして昇華し提供したいと考えています。
私たちはこれから始まる特定行為研修において、実践的な理解力、思考力・判断力、高度かつ専門的な知識・技能を身に着けるための努力を約束します。どうぞ、ご指導のほど宜しくお願い致します。
令和4年4月9日
研修生代表 中村将隆