神経内分泌腫瘍(NET)を対象とした診断用放射性医薬品「オクトレオスキャン」を使用した検査が出来る様になりました。
NETは、全身のさまざまな臓器に発生する、神経内分泌細胞に由来する腫瘍で、希少疾患に分類されています。比較的進行した状態で発見される例も多く、治療法の第一選択である手術による切除が不可能な状態まで進行した場合には、有効な治療法が限られているアンメットメディカルニーズが高い疾患です。手術の適応を早期に判断するためには、がんの原発巣や転移部位、進行度合いを正確に診断することが求められています。
本剤を用いてSPECT(シングルフォトン断層撮影)検査を行うことで、ソマトスタチン受容体が発現している病変の場所を確認できるため、CTやMRIといった既存の画像診断法と比べ、より精度の高い診断が可能になります。これにより、NETが疑われるものの既存の画像診断法では病巣を確認できていなかった患者さまに対しても適切な診断が可能になり、治療法の選択肢が広がることが期待されます。
当院での検査を希望される方または検査を希望される医療機関様へ
ご予約の際は、地域連携室にご連絡ください。
TEL 0120-008-914
当院では放射線医薬品を使用した内用療法を行っています。
去勢抵抗性前立腺がんの骨転移治療
塩化ラジウム(223Ra)
去勢抵抗性前立腺癌の骨転移に対する疼痛緩和を目的とした治療
骨転移疼痛緩和治療
塩化ストロンチウム (89Sr)
がんの骨転移に対する疼痛緩和を目的とした治療