戸畑共立病院 栄養科では毎年、地域貢献の一貫として実習生を受け入れています。
今年度は九州栄養福祉大学6名、九州女子大学2名を2/27~3/11、3/13~3/24の2回に分け、2週間実習の受入れを行いました。
実習内容としては給食管理は衛生管理と食事提供の実践、その評価としての嗜好調査を通して、患者さんの声を伺ってもらいました。栄養管理では患者さんへの経口摂取改善に向けたアセスメントやモニタリングの方法、栄養管理計画の作成や栄養管理の実際、各種回診に参加し、多職種との連携など多岐にわたりました。栄養指導では、身近な食材や実行可能な献立を取り入れた指導媒体作成を行い、患者さんの退院後の食生活改善に繋がるように工夫する体験など有意義な実習ができていたようです。 短い期間でしたが意欲的に実習に取り組み、急性期病院としての関わりについて学び、最終日には一人一人症例報告を行いました。
私は本年度より本院に入職したため、初めて学生の受け入れを体験しました。当院のカリキュラムは学生一人一人に担当の管理栄養士がつき、患者さんと接する機会も多いことにとても驚きました。実習生は病院の管理栄養士としての貴重な経験をすることが出来た思います。今後の学生生活や進路を決める際に、この経験を活かして頑張って欲しいと思います。