栄養科のご紹介

入院患者さんの毎日の食事提供、栄養管理、食事療法の実施や栄養相談・指導等を中心に業務をおこなっています。

全病棟へ管理栄養士を配置し、病棟で多職種と患者さんの栄養管理についてチームで関わりながら日々の栄養管理を実施しています。
多職種協働でミールラウンドをおこない、摂食状況の確認、適切な食形態や自助具の選定、姿勢の検討を含めた食環境の調整をおこない、安全に経口摂取をすすめながら栄養改善に努めています。

病棟担当管理栄養士が全ての患者さんを訪室し、嗜好や摂取状況・嚥下状態の把握と確認を実施しながら、患者さんひとりひとりに合わせた内容で食事提供をおこなっています。
日々のリハビリテーションの活力や入院期間中の楽しみに繋がるよう、年中行事に応じた行事食や季節感を取り入れた食事提供を心掛けています。

組織および職員

栄養科
管理栄養士
6名
給食委託業者
調理師・栄養士等
35名

(2024.11.1現在)

認定及び取得資格

・日本栄養治療学会 NST専門療法士 3名
・日本栄養治療学会 栄養治療専門療法士 1名
・日本病態栄養学会 病態栄養専門療法士 1名
・日本在宅栄養管理学会 在宅訪問管理栄養士 3名
・医療法人社団振興会 特定健診保健指導者 1名
・日本医師会 医療安全推進者 1名
・日本栄養士会 TNT-D認定管理栄養士 1名
・山口県医師会 やまぐち糖尿病療養指導士 1名

食事について

行事食
毎月季節感をとりいれた行事食を提供します。
1日には赤飯(小豆粥)の提供もおこなっています。行事にちなんだメッセージカードも添えています。

1月:正月、七草粥
2月:節分
3月:ひな祭り
4月:法人開設記念日
5月:母の日
6月:父の日
7月:七夕
8月:山の日
9月:敬老の日
10月:秋の味覚
11月:勤労感謝の日
12月:クリスマス、大晦日

 

1月:正月
4月:開院記念日
7月:母の日
7月:七夕

個人対応食
患者さんひとりひとりの状態やニーズに応じた食事の提供に努めています。
歯の調子や飲み込みの具合に配慮し、食事形態を調整して提供します。
食欲の低下した方にも召し上がっていただけるよう、病棟管理栄養士が全身状態や嗜好等を確認しながら主食・副食の量や、飲み物など相談、検討いたします。

嚥下1食
嚥下2食
嚥下3食
嚥下4食
整形食
常食

 

適時適温での食事提供
朝食は8時、昼食は12時、夕食は18時に提供しています。
あたたかい料理はあたたかく、冷たい料理は冷たく提供できるよう、温冷配膳車を使用して食事提供をおこなっています。

 

ケアハウス食
入院中とは違い、生活の場であるケアハウスの入居者さんに寄り添った食事提供を目指しています。
入居者さんのお誕生日がある月には該当の方よりリクエストを伺い、リクエストメニューを提供しています。
委託業者やケアハウス職員の協力のもと、うどんなどの麺類の日は厨房ではなくケアハウスの食堂でつゆを入れたり、敬老の日のお祝い食では入居者さんの目の前で天ぷらを揚げたり等の実演もおこなっています。
リクエストメニューではステーキや、天ぷら、えびカツバーガーなどを提供しています。

実演(ステーキ)
ステーキ
実演(天ぷら)
天ぷら
えびカツバーガー
お寿司

栄養相談

主治医の指示のもと、治療・疾患予防を目的に各病棟担当管理栄養士が患者さんの栄養状態や入院前の食習慣を確認し、食事・栄養療法についてプランを作成し、アドバイスいたします。
入院中だけでなく退院後、ご自宅や施設でも食事療法を継続し、いきいきとした生活を送れるよう、患者さんやご家族への栄養相談はもちろん、かかりつけ医や転院先の施設、医療機関への栄養情報提供も実施しています。
入院時、入院中だけでなく外来での栄養指導や、管理栄養士がご自宅へ伺い栄養指導を実施する訪問栄養指導(在宅患者訪問栄養食事指導、居宅療養管理指導)も実施しながら、切れ目のない栄養管理を目指しています。

病棟栄養管理

全病棟に管理栄養士を配置し、医師、看護師、リハビリ科、薬剤師等と栄養管理を協同でおこなっています。
リハ栄養カンファレンスや病棟カンファレンスに参加し、入院患者の栄養管理を多職種チームでおこないい、在宅復帰につなげています。

地域貢献

地域住民の方々の健康増進を目的に、介護予防教室や市民センターでの講座を担当しています。
低栄養の予防や骨粗鬆症の予防のための栄養講座をわかりやすくお伝えしています。