薬剤部について
薬剤部は、24時間365日、患者さまに安心してお薬を服用していただけるよう日々業務を行っています。主に「調剤業務」や患者さまが服用する薬剤の効果や副作用に関する説明などをする「薬剤管理指導(服薬指導)業務」を中心に行っています。「注射剤の混注業務」や「薬物治療モニタリング」、「DI(医薬品情報管理)」など医薬品に関する多くの業務を担っています。
最新の医療に関する医薬品の情報を把握し「安全で効果的な薬物療法」が行えるよう、患者さまや医師・看護師などの医療スタッフへの適切な情報提供をすること。またそれらの情報を活かして医療チームの一員としての貢献を念頭に日々精進しています。
薬剤部の組織体制
薬剤部には薬剤師20名と事務員3名が在籍しています。業務に関わる場所は調剤室のみならず外来や病棟(病室)などでも行われています。また院内の多数のチーム医療にも参画し、活躍の場はどんどん広がっています。
現在、より専門性の高い薬剤師が求められるシーンが増えており「専門・認定制度」が各種学会を中心に整備されています。そのような資格を取得できるよう部署としてサポートを行い、エキスパートが養成できるように体制を整えています。
薬剤部スタッフ
薬 剤 師:20名
薬局事務:3名
■取得資格・認定 2023年3月現在
がん薬物療法認定薬剤師 | 1名 |
NST専門療法士 | 3名 |
認定実務実習指導薬剤師 | 3名 |
日本薬剤師研修センター認定薬剤師 | 3名 |
日病薬病院薬学認定薬剤師 | 4名 |
骨粗鬆症マネージャー | 1名 |
術後疼痛管理研修修了者 | 1名 |
公認スポーツファーマシスト | 1名 |
登録抗酸菌症エキスパート | 1名 |
服薬情報提供書(トレーシングレポート)の運用について
この度、服薬情報提供書(トレーシングレポート)を作成いたしました。
保険薬局で「緊急性は低いものの、担当医に情報提供したほうが望ましい」と判断された内容を、医師へ情報伝達することにより情報の共有化を図るとともに、今後の治療へ繋げていくことを目的としています。
服薬情報提供書(トレーシングレポート)は、下記の様式をダウンロードしてご利用いただき、
薬剤部までFax(093-871-5885)にて送信してください。
ただし、FAXによる情報伝達は、疑義照会ではありません。緊急性のある疑義照会は通常通り電話にてお願いいたします。
服薬情報提供書(トレーシングレポート)(PDF:178KB)
<治療別テレフォンフォローアップシート(抗がん剤)のご案内 >
近年、保険薬局では、あらかじめ同意を得られたがん患者を対象に、投薬後、次の受診日までの期間に保険薬局から患者に電話連絡を行い、副作用の発現状況や服薬状況などの聴取を行う「テレフォンフォローアップ」という取り組みがなされています。聴取した情報は、トレーシングレポートを用いて、治療医療機関に情報が提供されています。
当院の薬剤師が参画する洞薬会(北九州地区勤務薬剤師会)がん薬物療法委員会では、保険薬局におけるテレフォンフォローアップの際にご利用いただく、「治療別テレフォンフォローアップシート(抗がん薬)」を作成しました。がん治療は多様化しており、副作用は治療によって異なるため、保険薬局薬剤師の皆様が、このシートを用いることで、聴取する内容が統一され、より正確な聴取が可能になると考えます。また、「特定薬剤管理指導加算2」を算定する際に使用するツールとしても、有効に活用していただければと存じます。
多くの患者さんのテレフォンフォローアップにご活用いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
トレーシングレポートの運用等に関するお問い合わせは薬剤部まで
戸畑共立病院 薬剤部
北九州市戸畑区沢見2-5-1
電話:093‐871‐5421(代表)