看護師特定行為研修

看護師特定行為研修

お知らせ

教育理念・目的・目標

教育理念

高度な専門知識と技能を身につけ判断ができる特定行為を実践する自律した看護師を育成する。

教育目的

実践的な理解力や思考力、判断力を備え、高度な専門知識と技能を身につけ医師をサポートするとともに、チーム医療のキーパーソンとしての役割とより安全な医療を提供する。

教育目標

高度な看護実践に向けて、臨床病態(症状とメカニズム)について理解を深め、患者の身体を総合的に把握するための専門的知識を習得する。患者の援助方法や正常な機能へ戻すための方法について自ら考え、対策を立て対処できる人材を育成する。

特定行為とは

医師の診療の補助であり、医師の指示のもと、手順書にもとづき実践的な理解力や判断能力のほか、高度な専門知識や技術をもって包括的指示の下、手順書を用いて実践する行為です。

社会医療法人共愛会では、2018年2月に看護師特定行為研修の指定研修機関となり、看護師特定行為研修生を育成しています。研修を修了した看護師は、「特定行為看護師」として、医師の指示書をもと、患者さんの状態を「見極め」、医師が身近にいない場合も、必要な医療サービスを適切なタイミングで届けるなど「タイムリーな対応」が可能になります。そして、患者さんやご家族の立場に立ったわかりやすい説明ができ、「治療」と「生活」の両面からの支援の促進に貢献します。

特定行為に係る看護師の研修制度

2025年に向けて、さらなる在宅医療等の推進を図っていくためには、個別に熟練した看護師のみでは足りず、医師又は歯科医師の判断を待たずに、手順書により、一定の診療の補助を行う看護師を養成し、確保していく必要がある。
このため、「地域における医療および介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」において、その行為を特定し、手順書によりそれを実施する場合の研修制度を創設(平成27年10月)し、その内容を標準化することにより、今後の在宅医療等を支えていく看護師を計画的に養成していく。
さらに、平成31年4月の省令改正で、各科目の内容及び時間数を変更し、また在宅・慢性期領域、外科術後病棟管理領域、術中麻酔管理領域において、それぞれ実施頻度が高い特定行為をパッケージ化し研修することを可能としたことで、更なる制度の普及を図る。

募集要項

2026年度 看護師特定行為研修の受講生を募集いたします。
応募をご検討の方は、募集要項をご覧の上、出願手続きをしてください。

研修修了生の声

修了に際し、修了生を代表してご指導頂いた皆様に、一言感謝の言葉を申し上げます。
昨年の今頃は、これから始まる研修に、頑張ろうという決意と、ついていけるかどうかの不安が入り混じっておりましたが、7期生全員で無事に修了式を迎えることができ、大変嬉しく思います。
これはひとえに、この特定行為研修を支えて下さった指導者をはじめ、ご指導下さいました先生方や、実習させていただきました患者様のおかげであり、感謝の念に絶えません。
今、日本は超高齢社会を迎え、医療、介護、福祉といった社会保障の限界や、提供可能な医療資源の限界がある中、多職種協同によるチーム医療の展開が必要であり、特に看護師が担う役割の重要性が増す時代となりました。そのため、複雑化した診療補助業務を手順書という包括的指示のもと、タイムリーに実践できる特定行為の研修を修了した看護師の医療施設における重要性、必要性はさらに増していくと考えられます。
今後、研修を修了した私たちはこの学びを最大限に活かし、それぞれの現場でロールモデルとなり、自施設の専門性を高め、看護の質や医療レベルの向上に役立つ人材となるべく、今後とも努力して参りたいと思います。最後になりましたが、戸畑共立病院の院長、当研修でご指導ご鞭撻をいただきました先生方、職員の方々、患者様、そしてその家族の皆様、支えて下さったすべての方々に感謝を申し上げるとともに、戸畑共立病院のさらなる発展と7期生の今後の活躍を願いつつ、誠に簡単ながら感謝の言葉とさせて頂きます。ありがとうございました。

第7期生代表 山口 愛里紗

お問い合わせ

〒804-0092
北九州市戸畑区小芝2丁目5番1号
社会医療法人共愛会 戸畑共立病院 看護師特定行為研修事務局
TEL/FAX:093-871-6069(直通)
e-mail:n-tokutei@kyoaikai.com