ご挨拶

当院は、北九州戸畑区を拠点に「救急医療」「がん治療」「地域医療支援病院」の3本柱を軸に救急医療を担う病院として、地域の方々と歩んできました。病院内で最多職員を抱える看護部への期待も高く求められています。患者とその家族に安全・安楽な看護を提供することを第一に考え、働きやすい職場環境づくりに力を入れています。
スタッフ一人ひとりが患者やその家族に優しく、笑顔を絶やさずに相手の立場に立って、考え、行動できる自律した看護部職員育成に努めてまいります。

看護部長 早川洋子

看護部 理念・方針

看護部理念

病院の理念と方針を基に、社会の変動や医療の進歩に応じた患者中心の看護、人間性豊かな看護を提供します。

看護活動の方針

1.私達は、いつも笑顔で患者さまの立場でケアを行います。
2.私達は、自ら挨拶を実行し廻りの人々へ挨拶の輪を広げます。
3.私達は、安全・安楽を基本にケアを行います。
4.私達は、患者様の疑問に対して誠意を持って説明を行います。
5.私達は、常に自己研鑽し専門職としての質の向上に努めケアを行います。
6.私達は、「私や家族が受けたい看護」=「心のこもった看護」を目指します。
7.私達は、患者様の基本的人権を尊重し、個人情報保護方針を定め確実な励行に努めます。

看護部の教育理念

病院の理念と看護部の理念に基づき、自律した看護専門職の人材を育成します。

看護部の教育方針

1.高度な専門的知識を備えた看護実践能力を提供する看護職員を育成します。
2.看護倫理に基づいた看護が提供できる専門職を育成します。
3.個々が主体的にキャリア開発できる看護職員を育成します。

看護部のご案内

感性豊かな、まごころのこもった看護を提供します。
当院では、一人ひとりの患者さまの看護に責任が持てるよう、受持看護制をとっています。
患者さまが入院されますと、受け持ち看護師が入院から退院までの看護を担当させていただきます。

看護体制

看護スタッフは、入院患者様7人に対し1人以上を配置しています。

各部門のご案内

認定看護師について

戸畑共立病院では、患者さまにより安全な医療はもちろん、さらに専門的な医療を提供できるよう、認定看護師の育成に積極的に取り組んでいます。

特定看護師について

特定行為とは

特定行為とは、医師の診療の補助であり、医師の指示のもと、手順書にもとづき実践的な理解力や判断能力のほか、高度な専門知識や技術をもって包括的指示の下、手順書を用いて実践する行為です。

社会医療法人共愛会では、2018年2月に看護師特定行為研修の指定研修機関となり、看護師特定行為研修生を育成しています。研修を修了した看護師は、「特定行為看護師」として、医師の指示書をもと、患者様の状態を「見極め」、医師が身近にいない場合も、必要な医療サービスを適切なタイミングで届けるなど「タイムリーな対応」が可能になります。そして、患者様やご家族の立場に立ったわかりやすい説明ができ、「治療」と「生活」の両面からの支援の促進に貢献します。

 

救急センター

当センターは、2次救急を中心とした医療機関であり、救急担当医師を始め看護師・救急救命士・その他のメディカルスタッフが一丸となって救急医療提供の充実を図っています。
また、緊急性の高い患者を早期に診療できるよう、院内トリアージを実施しています。
MC (メディカルコントロール)や派遣型ワークステーション実習を受け入れ、近隣の消防機関と救急医療機関と情報交換を行い連携して、救急医療の質の向上を目指しています。
また、災害拠点病院としてDMATを保有し、被災地への派遣や実働訓練を行っています。
地域医療支援病院として24時間態勢で地域に根ざした救急医療を実践しています。

がん治療センター

がん治療センターでは、放射線治療を主体とした、化学療法・温熱治療・高気圧酸素治療の併用治療を積極的に行っています。
患者様が治療を安全・安楽に受けることができるよう、また、自宅での生活や普段の社会生活を送りながら、快適に安心してより良い医療を受けることができるよう支援に努めています。
スタッフ間で毎日ミーティングを行い、医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカー等コメディカルと協働しサポートできる体制を整えています。
外来の限られた時間の中で、「いつでも相談できる」「頼りになる」という安心感を提供できるようにスタッフでサポートしていきます。

外来

戸畑共立病院の外来では、多くの診療科で医師・看護師・ドクターズクラークが協力して、ご来院された患者様の診療にあたっております。
外来は病院の玄関口です。外来看護師は心のこもった接遇を心がけながら、短時間で状態を観察・察知できるよう適切な診療に繋げるため、正面玄関にてトリアージを行っております。また専門の診療科において、より充実した看護が提供できるよう自己研鑽し、幅広い分野の資格を持った看護師も在籍しています。フットケアやストーマケア、骨粗鬆症リエゾンNs、糖尿病療養指導士の介入など、患者様のニーズに対応しております。

集中治療室(HCU)

集中治療室は、濃密な診療体制とモニタリング用機器、また生命維持装置などの高度の医療機器を整備した病棟です。
高度な治療を必要とする緊急入院や重篤な患者様、手術後の患者様が入室します。集中的に効果的な治療・看護を行う部門であり、安全で質の高い治療・看護が提供できるよう努めております。

手術室

当手術室は4室(うちバイオクリーンルームが1室)あり、各科(外科・呼吸器外科・整形外科・泌尿器科・形成外科・眼科・脳神経外科・歯科口腔外科・腎内科)に特化した部屋、機材、手術器具を揃えております。
近年、腹腔鏡下の手術が増加したため、外科手術用3D内視鏡システムを導入しました。映像が3Dになることで視覚情報が格段とアップし、高度で質の高い手術をより安全に行うことが可能となりました。また手術時間短縮にも期待ができ患者様の体への負担も軽くなると思われます。
現在手術室は、常勤麻酔科医、看護師、ケアワーカー、また当院の特徴ともいえる手術補助での器械だしができる臨床工学技士、器械専従の臨床工学技士と豊富なスタッフが揃っており、お互い協力し合いながら手術に対応しております。
手術件数は年々増加し、各科共に先端の手術も増えておりますが、月1回の手術室会議、朝の術前ミーティング、手術前の3分ミーティングを通して患者様の情報共有を図り、安全・安楽な手術が提供できるように日々努めています。

透析センター

透析センターは、ベッド数19床、月水金2クール、火木土1クールで透析治療を行っています。
外来維持透析の方をはじめ、他科の治療目的での入院透析も随時受け入れています。
人工透析とは腎炎、高血圧、糖尿病などにより腎臓が機能しなくなった人に対して腎臓の代わりに機械を使用し血液中の老廃物の除去や水分を取り除く治療です。
消化器内科と連携し、血球成分除去術(GCAP療法)も対応しています。
近年は、高齢の透析患者様も増加し、病状に合わせた治療と看護が提供できるよう私達透析センタースタッフは、患者様のQOLの向上のため、水分、食事管理など日常生活に対する支援を行っていっています。

3階東病棟

3階東病棟は主に整形外科・泌尿器科の診療科の病棟です。
整形外科は、高齢者に多い大腿骨近位端骨折、変形性関節症、脊椎疾患の患者様が入院されています。泌尿器科は、排尿障害や悪性腫瘍を中心に、放射線療法、化学療法、手術療法などの治療が必要な患者様が入院されています。
術前から医師・看護師・リハビリスタッフ・栄養士・薬剤師・退院調整看護師とそれぞれの専門的知識を情報共有しながら、速やかに回復できるよう、チームで医療を行っています。また、術後の早期離床及び社会復帰に向けたリハビリテーションに努めております。
スタッフ一同、入院中の患者さまの療養環境を整え、安全・安楽な入院生活が送れますよう常に心がけて努力しています。

3階西病棟

3階西病棟は、当院の3本柱の1つである「がん治療」専門病棟であり、診断から治療、終末期医療を提供する役割を担っています。
痛みや不安を抱えている患者様に対し、安心して治療を続けてもらえるよう他職種や認定看護師(緩和ケア・化学療法・放射線・皮膚排泄ケア)・認定薬剤師と連携・共同し、治療による副作用への対応や疼痛コントロールを行います。
また自壊創・放射線皮膚炎などの創傷処置、疼痛コントロール、胃ろうの管理、在宅ターミナルケアなどの退院後のサポートとして、認定看護師による退院後訪問を行っています。
急性期と終末期の患者様が混在する病棟で、患者様の状況や希望に合わせて医療者本位でなく患者様・ご家族の希望に寄り添う看護、看護部の活動指針の1つである
「私や家族が受けたい看護」=「心のこもった看護」の提供、チームワークを大切にする病棟を目指しています。

4階東病棟

4階東病棟は主に肝疾患、腎疾患、眼科、内分泌、呼吸器疾患を治療する混合病棟です。患者様の多くは内科疾患であり、高齢でADLが低い方が多数入院されています。
肝臓疾患は主にアンギオ・TAE・抗がん剤治療、腎疾患はシャント造設や透析治療を必要とする患者様が入院されます。眼科は白内障・硝子体手術、内分泌は血糖コントロールが主な治療内容です。呼吸器疾患に関しては、誤嚥性肺炎やCOPD等の患者様が入院されます。
高齢の患者様が多いため、入院早期より今後の方向性を念頭に置き、リハビリスタッフやソーシャルワーカー・退院調整看護師と情報共有しながら話し合いを重ねます。
スタッフは常に思いやりのある優しい姿勢で接することを心がけており、周囲の環境にも配慮しながら、“入院生活を安心して過ごせる看護”を行う努力をしています。

4階西病棟

4階西病棟は外科・内科・脳外科・形成外科の混合病棟です。若い方や働き盛りの方、超高齢の方まで幅広く入院されており、様々な疾患を抱えていらっしゃいます。
手術や内視鏡での処置数も多く、知識や技術の向上に日々努めておりますので、安心して手術や検査を受けて頂けます。
また入院から退院まで、他職種と協働し、退院後の生活を見据えたサポートができるよう心がけております。

外科

戸畑共立病院の外来では、多くの診療科で医師・看護師・ドクターズクラークが協力して、
ご来院された患者様の診療にあたっております。
外来は病院の玄関口です。外来看護師は心のこもった接遇を心がけながら、短時間で状態を観察・察知できるよう適切な診療に繋げるため、正面玄関にてトリアージを行っております。また専門の診療科において、より充実した看護が提供できるよう自己研鑽し、幅広い分野の資格を持った看護師も在籍しています。フットケアやストーマケア、骨粗鬆症リエゾンNs、糖尿病療養指導士の介入など、患者様のニーズに対応しております。

5階東病棟

5階東病棟は救急病棟です。疾患や年齢を問わず様々な患者様を受け入れています。緊迫する現場だからこそ、患者様とご家族の想いに寄り添い、安心・安全な看護を提供できるよう努めています。