理念と基本方針

【理念】
食を通じて患者さんの疾病予防と治療に貢献できる栄養管理を行う。

【基本方針】
1. 患者さん個々人の病状に応じた適切な食事提供サービスを行う。
2. 食事療法の必要な患者さんへ適切な栄養食事相談を行う。
3. 質の高い医療の提供のためチーム医療に積極的に参画する。

組織および職員

組織:診療技術部(2019年4月現在)

栄養科  構成職員 フードサービス : エームサービス(株)
科長 1名 責任者 1名
主任 1名 料理長 1名
副主任 1名 管理栄養士 3名
管理栄養士 5名 栄養士 2名
調理師 4名
調理補助 13名

認定及び取得資格

日本栄養士会栄養サポートチーム認定教育施設
(管理栄養士・看護師・薬剤師等)
福岡県糖尿病療養指導士 1名
TNT-D認定管理栄養士 1名
病態栄養認定管理栄養士 1名
NST専門療法士 3名
特定保健指導実施者 2名
日本医師会 医療安全推進者 2名
肝炎コーディネーター 5名
福岡県単位型緩和ケア研修修了者 5名
介護支援専門員 1名
栄養経営士 1名

業務内容

1.フードサービス

1)調理業務
業務内容 )) 患者食の食材発注、調理、盛付、配膳、下膳、食器洗浄

食数 193,259食
一般食 75,051食(38.8%)
特別食(エネルギーコントロール食など) 118,208食(61.2%)
個人対応率 63.8%

 

【月間提供食数と給食率の推移】

2)食事提供方法
温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で、患者さんにお届けできるように、『温冷配膳車』を導入しています。

3)入院患者食
栄養科では、「治療の一環である食事」を認識し、一般食、治療食(エネルギーコントロール食、蛋白コントロール食、脂質コントロール食、検査食、その他)等、医師の指示により、患者さんの病態に合わせたお食事を提供しています。
また、患者さんが少しでも快適な生活が送れるように様々な配慮を行っています。

4)行事食
行事食は年間約30回程度実施し、手作りメッセージカードを添え、四季の移り変わりを感じて頂ける食事提供サービスをこころがけています。

1月 正月 4月 開院記念日 7月 七夕 11月 文化の日

 

5)癒しの提供サービス
栄養科では平成21年度より毎日患者様のお食事を作っている調理師がひと時の癒しを提供する取組みを行っています。中でも、8月に開催する『氷の彫刻』は毎年好評で、「ありがとう」の言葉でスタッフも“やりがいと元気”を頂いています。

12月 クリスマス会 12月 クリスマスサンタ 8月 氷の彫刻

 

6)新しい取り組み
平成30年度、栄養科では、まごころのこもった満足度の高い食事提供のため、料理長お勧め献立を年間2回→4回へ増やし、患者さんの評判がよければ、残食率が高いサイクル献立と入れかえ、改善をすすめました。また、調理工程も常に美味しいを追及して年間100以上の小さな改善も行っています。
それにより嗜好調査の結果では、昨年度と比較して、美味しいと答えた方が、33%⇒42%と増加し、だしの取り方を見直したことで、同じ塩分量でも味が薄いと回答した方が、14%⇒8%へ減少しています。当院の栄養不良リスク調査では入院時、20~25%が食欲不振にあり、食事摂取量が5割以下の状態にあります。また、20~25%が疾患により塩分制限が必要です。そんな中でも、50%以上の方さらにそれ以上の方に美味しいと感じて頂けるように工夫と改善を繰り返していきます。
また、この結果を真摯に受け止めるため、2018年より嗜好調査の結果を3回シリーズで一口メモとして掲示しました。

【料理長お勧め献立を年間4回に増やしました!】

2.クリニカルサービス

1) 入院栄養相談
医師の指示に基づき、各病棟担当の管理栄養士が患者さんのライフスタイルや食習慣に合わせた食事についてアドバイスいたします。

2) 外来栄養相談
医師の指示に基づき、病気の進行の抑制や疾病予防のため、食生活・食習慣のアドバイスをいたします。

3) 糖尿病教室
現在、1日1講義 8日間の日程で、月2回糖尿病教室を行っています。受講を希望される方は、担当の医師もしくは看護師、管理栄養士にお気軽にお声をお掛け下さい。 当教室は医師・歯科医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士・管理栄養士のスタッフが、それぞれの専門性を十分に生かした教室となっています。

プログラム

講義内容 担当
1日目 糖尿病とは 医師
2日目 食事療法の基本と実際 管理栄養士
3日目 日常生活上の注意、フットケア 看護師
4日目 合併症、低血糖、シックデイ 医師
5日目 薬の役割、飲み薬、インスリン療法 薬剤師
6日目 運動療法について 理学療法士
7日目 糖尿病の検査、自己血糖測定 臨床検査技師
8日目 糖尿病と歯周病 歯科医師

 

4)チーム医療への参画
・ NST(栄養サポートチーム)
・ 緩和ケアサポートチーム
・ 糖尿病教育チーム
・ 褥瘡ケアチーム
・ 糖尿病透析予防チーム
・ SKICT(院内感染対策チーム)
・ 医療安全対策
・ クリニカルパス委員会
・ 肝疾患ケアチーム
・ IBD(炎症性腸疾患)チーム
・ 認知症ケアチーム

【H30年度 カンファ・回診参加件数】

○社会貢献活動

1.見学・実習・研修受け入れ(平成30年度実績)
・ NST研修:4名(4施設)
・ 学生 実習:12名(中村学園大学、九州栄養福祉大学、西南女学院大学))

2.講演会活動
栄養科では、糖尿病やメタボリックシンドロームなど生活習慣病予防のための啓蒙活動の一環として、健康フェアや市民糖尿病教室などに積極的に参加し、地域住民の方への健康情報の提供をさせて頂いています。

IBD教室
豆乳プリン
~手軽にできる簡単レシピ~
3/21『第8回健康フェア』に執務しました!

 

3.広報誌・ホームページ掲載
栄養科では、2300部発行している法人広報誌『しおかぜ』の背表紙「からだに効く簡単メニュー」を毎号担当し好評を得ています。
また、共愛会ホームページのトピックスに栄養科の活動報告を定期的に情報発信しています。

院外誌  2017年冬号
『栄養士オススメ!旬の簡単レシピ』
掲載
共愛会ホームページ
『管理栄養士実習生を受け入れました』

 

このような生活習慣病予防のための食生活情報の提供を行う機会や学生実習の受け入れは、地域住民の方への社会貢献の一環として、また、食を担う管理栄養士である私たちのライフワークとしてさらに取り組んで行きたいと思います。