小線源治療とは

放射線を出す小さな線源を前立腺内に挿入して埋め込み、前立腺の内部から放射線を照射する治療法です。線源にはヨウ素125という放射性同位元素が密封されています。埋め込む数は50個~100個程度で患者さんによって異なります。埋め込む位置は、あらかじめコンピュータを用いて、尿道や直腸などの他の臓器への影響が最小で治療効果が高い場所を選びます。
線源から放出される放射線は徐々に減少し、1年くらいでなくなります。カプセルは永久に前立腺に残りますが、問題はありません。
また、当院では前立腺癌治療の際に直腸への副作用を低減させるためにSpaceOARの留置を行っております。これは前立腺と直腸の間に間隔を作る事で直腸に当たる線量を下げることができます。