骨粗しょう症への取り組み

脊椎脊髄外科部長
大友 一(おおともはじめ)

脊椎脊髄外科

日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病医
日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医
日本骨粗鬆症学会認定医

骨粗しょう症とは

・骨粗しょう症は自覚症状がほとんどありません。
・骨が脆くなりいつの間にか骨折を起こします。
・骨粗しょう症で骨折しやすい部位は背骨、大腿骨、手首の骨です。

骨粗しょう症になるとどうなる?

・骨折の連鎖が起きてしまいます。
・日常生活に支障が出て、運動量が減ってしまいます。
・寝たきりになってしまいます。
・介護が必要となってしまう、などの支障が出てしまいます。

当院の取り組み

・当院には骨粗しょう症認定医の医師そして、骨粗しょう症治療を行うリエゾンチームがあります。
・骨密度測定と採血検査で評価します。
・検査結果は一週間程度かかります。
・骨粗しょう症と診断された場合は内服など治療介入を計画します。

骨太サポート

・骨折で入院された患者さんに骨粗しょう症検査をおこない、骨密度が低い場合次の骨折を予防するために必要な治療をチームで検討し開始いたします。
・薬だけではなく、食事療法・運動療法・薬物療法の説明をします。
・退院後も継続して外来で定期的に治療介入をさせて頂きます。
・骨粗しょう症は治療継続が重要です。

治療の実際・費用

・骨粗しょう症は生涯継続治療が必要です。
・治療には内服・注射製剤などがあります。
・注射製剤は少し高価で一割負担の方で4,000〜5,000円、三割負担の方で約15,000円程度。
・内服になると一割負担の方で400〜500円、三割負担の方で約1,000円程度。