大腸がん
日本における大腸がんの患者数は高齢化と食生活の欧米化などによって、年々増加しています。
近年のがん患者数をみると、大腸がんが最も多く、がん死亡数に関しては肺がんに次いで2番目に多くなります。早期がんの一部は内視鏡治療が選択され、ほかの臓器への転移や腹膜転移がない進行がんでは手術が必要になります。ほかの臓器への転移があるステージⅣでは抗がん剤治療や放射線治療が行われます。
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外科では主に手術を担当しますが、患者さんの負担を軽減する腹腔鏡手術を積極的に導入しています。
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開腹手術と比較してキズが小さいため、術後の痛みが少なく、早期の社会復帰を可能にする低侵襲な手術です。さらに当院では2024年10月より内視鏡手術支援ロボット“ダビンチ”が稼働開始し、大腸がんにおける最新の治療が可能になります。大腸がんは、早期発見によって完治が期待できるがんですので、定期的ながん検診をお勧めします。また、便に血が付くなどの症状がある場合は、すぐに病院を受診するようにして下さい。
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