呼吸器外科

呼吸器外科

医師紹介

呼吸器外科部長
林 亨治(はやしこうじ)

呼吸器外科全般

日本外科学会専門医・指導医
日本呼吸器外科学会専門医
肺がんCT検診認定医
日本肺癌学会九州支部選出評議員
がん治療認定医
臨床研修指導医

非常勤
蒔本 好史(まきもとよしふみ)

呼吸器外科

日本外科学会認定医
日本外科学会専門医
日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医

曜日別診察予定表

呼吸器外科・午前

  月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜
呼吸器林 亨治蒔本 好史

令和6年4月1日より

呼吸器外科・午前

呼吸器
林 亨治
蒔本 好史

令和6年4月1日より

受付・診察時間・診察予定表

特色

呼吸器外科で扱う悪性疾患は肺から発生したいわゆる原発性肺がんだけではありません。そのほかの部位で発生したがんが肺に転移し癌病巣をつくったものを転移性肺がんといいますが、その転移性肺がんの手術も呼吸器外科で行います。特に当院は地域がん診療連携拠点病院に指定されているため、様々な臓器の癌患者さんが来院されます。よって転移性肺がんの患者さんは非常に多く、年間の手術症例数でも原発性・転移性が半々ぐらいの割合になっています。

当院では肺がん手術の95%以上を完全鏡視下手術で行っていますが、闇雲に低侵襲を求めるのではなく、切除可能であると判断すれば積極的に拡大手術を行なっています。この写真は当院で手術した患者さんのCT画像ですが、肺動脈の根本にがんが浸潤し切除不能と判断されましたが、術前に化学放射線療法を行い、その後当院血管外科と合同で手術を行い完全切除された症例です。この患者さんは術後4年になりますが、現在も元気に外来通院されています。

心臓血管外科医と一緒に手術した患者の術前(左)・術後(右)のCT写真

また同じ胸部でも肺ではなく、胸腔と言われる部分にがんが転移(がん性胸膜炎といいます)することがあり大量の胸水から呼吸困難に陥ることもあります。この場合緊急処置を要することが多く、がん救急の中でも上位の病態であり、非常に多くの症例に対し治療を行ってきました。

その他、良性の疾患も多数治療を行っており中でも最も多いのは気胸です。肺が破れて胸腔に空気が漏れ出し風船が縮むように肺が縮んでしまう病気で1/3は若年者ですが、残りの2/3は煙草などに起因した肺気腫などが原因で発生します。よって同じ気胸という病名がついていますが、治療方針は大きく異なり患者さんの全身状態や病態の把握が重要で常に患者さんに最適な治療を目指し行なっています。

腹腔鏡手術の様子

主な症例数の推移

2019年2020年2021年2022年2023年
肺がん/転移性肺がん19971114