新年度のご挨拶

 2019年は、令和という新しい時代の幕開けの年として、即位の礼等、貴重な文化行事を目にすることができ、強く記憶に残る1年であったと思います。当院においては、「力(ちから)の再結集」というスローガンのもと、部署内、部署間、法人施設間等の各連携の強化を目標としました。
 そして、2020年を迎えて間もなく、新型コロナウイルスが世界的に影響を及ぼし始め、社会全体、世界全体で課題に向き合うことが求められています。
 医療現場においても、今回のような新たな課題への対応時に重要となってくるのは、「連携力」「行動力」「判断力」「調整力」等、日々、構築すべき対応力であるといえます。
  
 さて、当院は地域支援病院であります。地域の医療を守り、かかりつけ医の方との病診連携を充実させ、住民の皆様の安心が得られる様に努力するとともに、急性期病院として救急医療およびがん治療を中心に、医療水準を向上させていく事が必要だと考えます。

 また、2020年度は診療報酬改定についても、これまで以上に厳しい内容となりました。
 基準を満たすために各医療機関のさらなる努力が求められており、その結果、より質の高い医療を提供することで、地域・社会に必要とされる医療機関が厳選されていくことになるかと思います。そのためにも、「これからも継続して大切にすること」と「変化させること」のバランスを考えながら、よりよい医療を提供していくことが重要となってきます。

 当院の2020年度スローガン「知覚動考」も、そのような対応力を目指したものです。
 「知る」、「覚える」、「動く」、「考える」という各要素のつながりと循環を大切にし、「知-とも」「覚-かく」「動-うご」「考-こう」(ともかく動こう)という姿勢を1人1人が実現すること、そして多くの「連携」を通して、よりよい医療体制を築いていく所存です。

戸畑共立病院 院長
今村 鉄男