緩和治療の目的
骨転移に対する疼痛緩和や麻痺の改善を目的としています。
癌の進行を抑え、症状を和らげ生活の質(QOL)向上のために行います。
当院には治療装置が3台あり、その中で最も適した治療装置を用いて、より患者様へ負担の少ない治療を提供しています。
基本的には治療計画に1~3日程度時間を頂いておりますが、脊髄横断症状(麻痺や強い痛み)の方に対して受診当日より治療を行う、緊急照射も施行しております。
適応疾患や症状
転移性骨腫瘍による痛み
腫瘍による出血
腫瘍による気道・消化管狭窄
副作用
根治照射に比べ放射線量が少ないため、副作用はほとんどありません。また、副作用は治療部位と無関係な場所には発生しませんのでご安心ください。
緩和照射の効果が期待できる病態
・転移性骨腫瘍による痛み(脊髄神経圧迫)
・転移性脳腫瘍
複数個ある場合でも全脳照射をさけ、積極的に定位照射施行
・頭部血管肉腫
・消化器癌の出血